11日、オランダの首都・アムステルダムで、3年半前に美術館から盗まれたゴッホの絵が戻ってきた。
警察に協力していた美術品の探偵のもとに、身元不明の人物が届けに来たという。
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美術館からゴッホの絵が盗まれる
11日、オランダの首都・アムステルダム。男性が自宅に運んできたのは、家具店の買い物バッグだ。
中には枕が入っている。さらに、カバーにまな板のようなものがはさまれている。
シートに包まれた板を出すと、男性は思わずため息をついた。
中から出てきたのは、1枚の絵だった。ゴッホ作「春のヌエネンの牧師館の庭」。約140年前(1884年)に制作された、初期の作品だ。
2020年に新型コロナで休館中の美術館から盗まれ、2021年に犯人を逮捕した。しかし絵は、行方不明のままだった。
3年半ぶりにゴッホの絵が戻る
事態が急転したのは、11日だ。
警察に協力していた美術品の探偵のもとに、身元不明の人物が届けに来たのだ。
買い物バッグと枕、そしてシートに守られ、ゴッホの絵は3年半ぶりに戻ってきた。
その価値は、日本円で約4億円になるということだ。
(「イット!」 9月13日放送より)