「フラガールーdance for smile」公開稽古に臨んだ、前列左から兒玉遥、潮紗理菜、矢島舞美、太田夢莉、後列左からMirii、立野沙紀、鈴木くるみ、本西彩希帆、大串有希、岡田帆乃佳、道枝咲、竹内詩乃、尾崎明日香(撮影・小沢裕)
(日刊スポーツ)
日向坂46潮紗理菜(24)が29日、都内で、主演舞台「フラガール −dance for smile−」(14日初日、東京・新国立劇場中劇場)の稽古シーン公開に出席し、合同取材に応じた。06年公開の大ヒット映画の舞台化で、19年、昨年と上演。2度目の再演となる。映画では女優蒼井優(36)が務めたフラガールのリーダー、谷川紀美子役を演じる。
この日は久保田創、劇団4ドル50セント本西彩希帆、AKB48鈴木くるみが、劇中のキャラクターになりきり福島弁で報道陣にあいさつした。その後、フラダンスの先生平山まどか役の矢島舞美らが登場し、フラダンスを披露。さらに潮らが登場し、矢島から「紀美子、頼んだよ」と声を掛けられた潮が「はい」と福島弁なまりで返事し、笑顔でパフォーマンスを見せた。
潮は「時代の壁をこえてたくさんの方の心に響く『フラガール』という作品で、紀美子ちゃん役で携わることができてうれしいです」と心境を明かし、「グループを離れて1人で活動するのが初めてで右も左も分からないのですが、皆さんが1つ1つ教えてくださって、温かい環境で日々お稽古させていただいています」と感謝した。「作品の魅力を届けられるよう気持ちを込めて頑張りたいです」と誓った。
過去2回の公演にも出演している矢島は、「今までいろんな教え子たちを見送ってきて、そういうところはまどか先生に重なるなと思いました。笑顔を届けられたらと思います」と笑顔で意気込んだ。元NMB48太田夢莉(22)は「夢と格闘する姿とか、何か始める原動力につながればと思い、精いっぱい演じさせていただきます」と力を込めた。
舞台版オリジナルキャラクターを演じる元HK48兒玉遥(25)は「私1人だけ恋愛の要素が絡んでいるんです。愛情表現とか、愛はパワーだよ、っていうのをお芝居で届けたいです」と宣言。「48グループを卒業して、今回もたくさん共演していていて。今回、私が一番お姉さんなんです。びっくりして現実を受け入れられなかったんですけど、フレッシュさも吸収して負けない様に頑張りたいです」と誓った。
フラダンスに初挑戦した潮は「普段は使わない、いろんな筋肉を動かして踊らなきゃいけないんです。なかなか苦戦して、難しさを感じています」と明かした。「毎回、46キロの汗をかくぐらい…。間違えました! 46リットルの汗をかくくらいみんなでたくさん頑張っています。日向坂46なので。今は楽しいって気持ちが強くなってきました」と笑った。
舞台を特に誰に見てほしいか聞かれると、潮は「今これからどうしようとか、自分て今前に進めていないんじゃないかな、って悩んでいる方や、新しい生活が始まったりして、もやもやした気持ちを抱えている皆さまに、特に見に来ていただけたらと思います。背中を押せたらうれしいです」とアピールした。
同作には細貝圭、有森也実、AKB48道枝咲、劇団4ドル50セント岡田帆乃佳、立野沙紀、久道成光らも出演する。総合演出は河毛俊作氏、構成演出は岡村俊一氏が担当。上演は5月14日から23日まで、全11公演を予定。