日本テレビ水卜麻美アナ（36）が3日放送のNHK総合テレビ「アナテレビ」（午後7時半）に出演、局の垣根を越えて出演した。
番組の企画でアナウンサーによる名場面が特集され、日本テレビで箱根駅伝の実況を長らく担当し、22年に亡くなった故河村亮さんについて言及した。
水卜アナは「（中継）1号車の隣に座らせてもらったことがあって。その中でどういうふうに実況してるんだろうと思って。ここに文章が書いてあるとか一切なくて。“そら”で言っていたんです」と打ち明けた。それを聞いたMC加藤浩次（54）は「すげ〜」と感嘆した。
水卜アナは河村さんの実況を隣で聞いて「私は横に乗ってて、涙が止まらなくなって。すごすぎて。あのとき、どうしてたんですかを聞くことができないことが悲しいんですけど」と残念がった。この日、河村さんが実況した箱根駅伝のVTR中に、水卜アナは天を仰いで涙をこらえていた。
MC加藤が務め、ゲストには元フジテレビアナウンサーの露木茂（82）が登場。ホスト局のNHKからは高瀬耕造アナ（47）、民放からはテレビ朝日の大下容子アナ（52）、フジテレビ伊藤利尋アナ（50）、TBS安住紳一郎アナ（49）、テレビ東京の松丸友紀アナ（41）、日本テレビ水卜アナが参加した。
「アナテレビ」は普段は局の看板を背負う“ライバル”たちが、NHK・民放の垣根を越えて語り合い、アナウンサーがアナウンサーについて語る企画。テレビ放送が始まって70年。時代の伝え手であるアナウンサーは、それぞれの現場で何を思い、どう言葉を紡いできたのか。そして、テレビをとりまく環境が大きく変わる中、アナウンサーに求められる役割はこれからどうなっていくのか…。「アナウンサーとはいったい何者か」、この問いに向き合う82分。
