日本テレビは25日、東京・汐留の同局定例社長会見を行い、スタジオジブリを10月6日付で子会社化することについて説明した。
40年近くにわたりジブリと親密な関係を構築していた日テレ。両社が21日の取締役会で決議した。日テレが議決権の42・3%を所有する筆頭株主となり、役員を派遣してジブリの経営をサポートする方針。子会社化に至った最大の要因はジブリの後継者問題だった。
ジブリの子会社化について、同局の石澤顕社長は「鈴木プロデューサーの方から、ご相談をいただいて、丁寧に検討した結果、合意に至りました」とコメント。
新たにスタジオジブリの社長となる同局取締役専務執行役員の福田博之氏は「自分の子供たちの成長とともにスタジオジブリがあった」と話し「スタジオジブリは、皆様が承知の通り、国内外で非常に多くの人たちに愛されていて、その作品は多くの人たちに観られてきた。その素晴らしい世界観っていうのを、いかにして守っていくのかというのが使命」と語った。