4人組ダンスボーカルグループ、新しい学校のリーダーズが9日、初の日本武道館ライブ「青春襲来」を開催した。
初の武道館公演で12000人を動員。初出場した昨年末のNHK紅白歌合戦で着用した、赤いセーラー服姿で登場した。SUZUKA(22)が「日本武道館、アーユーレディ?」とあおると、客席からは地鳴りのような大歓声が響いた。MIZYU(25)は公演名にちなみ「今日はここに来ている全員に青春が襲来します!」と宣言。会場のボルテージが一気に上昇した。
「個性と自由ではみ出していく」のキャッチコピー通り、スカートめくりやリンボーダンスなどのユニークな演出とキレキレのダンスで魅了。本編終了後、客席からは自然と「はみ出し」コールが湧き上がった。Tシャツ姿で再登場したメンバーたちは、満を持してヒット曲「オトナブルー」をパフォーマンス。サビではファンも一緒に「首振りダンス」を踊り、会場はこの日一番の熱気に包まれた。
「新しい学校のリーダーズ」は15年にMIZYU(25)、RIN(22)、SUZUKA、KANON(21)の4人で結成。配信シングル「オトナブルー」は20年のリリースながら、昨年「首振りダンス」が人気を集めてブレイク。国内で自身初のアリーナワンマンライブのほか、初の海外ツアーを成功させるなどグローバルに活躍している。
アンコールのMCでは、全国5カ所を回るファンクラブツアー開催を発表。新ファンクラブの名前は「新しい学校の青春部」となる。ひとしきりよろこんだ後、SUZUKAは「人間自分らしく生きるってそう簡単じゃないの!」と声を張った。「本当に多くの人に見られる機会が増えてうれしくもあり、自分らしさをちゃんと持つことが本当に大事だって学ばされた2023年でした」と語り、メンバーと抱き合いながら「迷ったときに1人で答えを出すんじゃないって分かったの!私には、MIZYUには、RINには、KANONには、私たちがいるの!4人で答えを出していきたいの!」と絶叫。「みんなも迷いそうなときがあったら1人じゃないこと忘れないで。私たちにも頼ってください!」と呼びかけ、最後に「迷えば尊し」を熱唱した。
全22曲を披露し、メンバー、観客ともに完全燃焼した。ラストは「蛍の光」が流れる中、SUZUKAの「気をつけ、礼!」に合わせて会場全員でお辞儀。熱狂冷めやらぬ中、メンバーたちは身を寄せ合いながらステージをあとにした。


