女優の戸田恵子(66)が、26日放送のフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜後9・00)にゲスト出演し、俳優の故・田村正和さんとの思い出を語った。
この日は鈴木保奈美(57)とのクロストークを繰り広げた。鈴木とは、97年の同局系ドラマ「総理と呼ばないで」で初共演。戸田にとってはテレビドラマ初出演作で、主演が田村さんだった。
脚本は三谷幸喜氏。戸田は三谷氏からの熱烈オファーを受けての出演だった。ドラマはこの1回限りと決めていたというが、「勇気を振り絞った割には、楽しくて。毎日田村さんに会えるとか…」と、すっかりドラマ現場や、田村さんの魅力に取りつかれたという。鈴木も「それ大きいですよね。毎日、殿(田村さん)に会えるって」とうなずいた。
三谷氏の脚本がなかなか上がらない日もあったといい、戸田は「連ドラで脚本が上がらないって…厳しいですよね」と振り返った。鈴木も「ほぼ当日とか、ありましたよね。前の晩とか」と続いた。
そんな時、田村さんが戸田らに声を掛けてくれたという。戸田は「殿が、“みんな撮るものがないんだろう?”っていうことになって、屋形船にみんなを乗せて…。“明日は屋形船だな。撮るものがないだろう?”ってことになって」と懐かしそうに語った。
ダブルMCの俳優ムロツヨシは、そのエピソードに感動。中居正広に向かって、「“殿”、屋形船、楽しみにしております!」と前のめりで呼びかけていた。中居は「金だけ出すから、勝手に行って!」とかわしていた。