「彼が最初に来たのは30年ぐらい前ですかね。彼は本当に日本が好きで公開されるたびに、日本に来てくださるので、会った回数は凄く多いです。他の方よりも毎年ぐらい来てくれるので」と説明。「とにかく良い方なの」と明かした。
誕生日が7月3日で同じという偶然も重なり、「それが10年ぐらい前に分かって、それから毎年、7月3日の午前中にちゃんとこんな立派なお花が来るんです」とし「本当に律儀っていうか、優しい方」と話した。
来日時にはプレゼントも持参してくれるといい、この日も昨年の来日した際にプレゼントされたというバーバリーのスカーフを身につけて登場。「こんな大きくて、(付け方とか)どうしていいかわからないのよ。そしたら、トムがこうしなさいっていろいろ折ってくださったの。でも、忘れちゃって」と苦笑いを浮かべた。
現在も「ミッション:インポッシブル」最新作が公開中だが、今年は俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキに伴い、来日はかなわず。戸田さんは「去年、毎週お茶なんかして凄く楽しかったので、“今年も久しぶりに会って、お茶飲もうね!”って言われてたんだけど、結局、次の機会になっちゃいました」と残念がった。
昨年の“お茶”はホテルの最上階のラウンジだったといい、トムやトムの妹、その息子さんとともにテーブルを囲んたという。トムは後から1人で入ってきたのもあり、入店当時は他の客は誰も気付くこともなく、ゆっくりと話せたといい、「見晴らしが良かったから、“昔、東京はどうだったの?”なんて聞くから、“戦争中は焼け野原だったんです!”って話をしたんです。そういう話とかヒッチコックの話とか、いろいろな普段しないような話をして、2時間以上しゃべってかな」と明かした。
いざ、“そろそろ”とトムが立ち上がり、振り返った時に他の客もトムに気付いたといい、「2秒か、3秒、あの瞬間はなんか映画見ているみたいでしたよ。みんな、凍り付いちゃったわけ。トムが顔を見せたから。みんな動かないんですよ。みんな携帯持ってるのに、誰一人写真撮らない。それぐらいみんな驚いたの。あの瞬間ってマジックみたいでしたね。あの瞬間は一生忘れられないと思います」と笑った。