■“キャラソン”について
ゲストの谷山いきつけのお店からの本放送で、森久保が「戦友というか、盟友」と語るほど仲の良いふたりは、さっそく、プライベートで飲んだ際の話や、谷山が「不届きものだった」と話す、若かりし時代の話など、昔話に花を咲かせていく。
そんななか、“キャラソン”について語る場面では、ともにアーティストというだけあり、作品内でも歌うことが多いふたりだが、実は「ダンスのふり入れが苦手」と話した谷山に、森久保は、自身も「キャラソンというものがすごく苦手だった」と告白する。
20年ほど前は、かばんのなかに常に3、4曲くらい楽譜が入っているほど、キャラソンの全盛期だったそうで、森久保は「好きな歌とか、得意なジャンルってあるじゃない。譜割りとかも独特だったりして、歌がぜんぜん覚えられない時があったの。なんか抵抗があったというか、キャラの声で歌うっていうのがすごくできなくて……」と苦手意識があったことを話しつつ、「あまりにも毎日、多くて、うまく歌えない自分がとにかくいやで、ストレスだった」となやんでいたことを語る。
続けて森久保は、そのなやみから脱却したきっかけについて、「これはトレーニングだ。ギターの練習と一緒で、自分のなかにないフレーズとか、ピンとこないフレーズを歌うトレーニングだ」と考え方を変えたことを語り、それをきっかけに突然、楽しくなり、覚えも早くなったと話す。谷山は「俺、ふりつけに関して、それやりたいわ〜。どうやればいいんだろ」とうらやましそうに話しつつ、軽くダンスを披露する。その谷山を森久保はほほえましそうに見つめ、「でも結局、ライブとか楽しそうにやってるけどね。その延長にあると思えばいいんだよ」とエールを送った。
■番組はあっという間に終わりの時間に
その後もふたりは、声優業界の時代の変化や、音楽活動についてなどの仕事の話題から、ともにひとりで飲むことが好きというふたりの、ひとり飲みでのエピソードや健康の話などのプライベートな話題まで、同世代ならではのリラックスした雰囲気でトークをくり広げていく。
さらに「人生でいちばん遊んだ時期は?」というスタッフからの質問では、谷山が「今思うと、よくあんな厚顔無恥な格好で歩けたな」と話す、学生時代のイタい思い出を明かす。
そして、番組はあっという間に終わりの時間が近づき、「まだまだぜんぜんしゃべりたんないよ!」「まだアイドリングなんだよ、俺たち!」と不満そうな声をもらしたふたりだったが、最後は、谷山による森久保のモノマネが披露され、笑いに包まれながら番組を締めくくった。