泥沼化する女優・広末涼子(42)の不倫騒動でもっとも被害を被ったのは、広末の不倫相手であるフレンチレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏(45)かもしれない。騒動以前、“料理界の革命児”とも称された鳥羽氏は多くの企業や自治体とコラボする超売れっ子。NHK「きょうの料理」に出演したことで知名度も獲得し、地元・埼玉県戸田市の「PR大使」に就任するといった料理人の枠を超えた活躍も見せていた。ところが、28日の『文春オンライン』では、騒動により「仕事もお金もほぼなくなった」と激白。また先ほど、自身のTwitterで「sio株式会社」の社長退任を発表した。不倫を認めた後の謝罪文に「ゼロから料理に向き合いたい」としたが、過去の“豚肉を切った包丁を洗わずに野菜を切る”動画(現在は削除)が炎上し、シェフとしての道も「前途多難」だと話す関係者もいる。広末の夫、キャンドル・ジュン氏が会見で、鳥羽氏の「不誠実な対応」を暴露したのも起因し、完全に世間の嫌われ者になってしまった形だ。
シンプルに「すげぇ男」鳥羽周作
だが、そんな鳥羽氏は“崇拝”する声もある。都内のIT企業に勤務する30歳の男性はこう言う。
「最初、文春に載っていた広末さんとの2ショットを見たときから、鳥羽さんが気になる存在でした。一体なぜ、こんな熊みたいな人が広末さんと不倫できるんだろう?と不思議だったんです」
多くのメディアにも出演していた鳥羽氏だが、この男性は報道されるまで存在を知らなかったらしい。それもあり、かなりの衝撃を受けたのだ。
「気になって色々と調べたら、Jリーグの練習生で小学校の先生をして、32歳で料理に道に……とあって、シンプルに〈すげぇな〉って思ったんです。自分は新卒からずっと同じ会社にいますけど、正直仕事に飽きてます。でも、〈もう30歳だし我慢するしかない〉と年齢を理由に他の道を模索してこなかった。鳥羽さんの存在を知って、後2年後からスタートしてもその世界で一流の人間になれる可能性もあるんだなと勇気が湧きました」
もう一度、シェフとしてやり直してもらいたい
鳥羽氏への“思い”を熱く語る男性は「もう一度、シェフとして頑張ってほしい」と続ける。
「こんな時代だから、メディアとかに出るのは難しいのかもしれません。そして、社長も辞めてこれから本当に厳しい道になる、ということは第三者が見てもわかりますが、シェフとしてもう一度やり直してもらいたい。後、更新が止まっているYouTubeも再スタートしてほしいですね。地道に地道に、頑張ってほしいと心から思います。〈あなたを応援している人もいる〉と伝えたいです」
「3000円鮭定食も食べに行く」鳥羽信者
不倫報道後に鳥羽氏のファンになった“変わり者”はもう一人。出版社で働く31歳の男性だ。
「今年31歳になって、〈このまま同じような毎日が永遠と続くのかな〉と改めて思い辛かった中、不倫報道で鳥羽さんも知りました」
先ほどの男性同様、この男性も鳥羽氏の異色の経歴に惹かれたのだという。
「僕はいくつか職を転々としていますが、職種はずっと同じなんです。30歳の頃に転職をしようとエージェントに登録したとき、担当者から〈全く新しい職種への応募は可能だが厳しい〉と言われて、〈そうか、もうこの年になるとずっと同じことをやらなきゃいけないんだな〉と感じました。でも、32歳から独学で料理人になり、今の地位を築いた人がいるんだと。そして、広末と恋愛できる。正直、少し感動しました」
どうやら、鳥羽氏の生きざまは「現状に満足していない若者たち」に思い切り刺さるようだ。そして、明日オープンする鳥羽氏監修の古民家レストラン「NAGANO」にも必ず行くと話す。
「ネットで、レストランのメニューである『3000円鮭定食』が〈高すぎる〉だとか〈ぼったくり〉なんて言われてるけど、僕は食べに行きますよ。どれだけ美味しいのか気になりますし、逆風の彼への応援は“食べに行くこと”でしかできないと考えていますので」
鳥羽氏の不倫の代償は大きすぎたと言わざるを得ない。だが、そんな状況でも“応援”してくれる人もいるのだ。鳥羽氏がこの記事を読んでくれたら嬉しい。
image by:鳥羽周作のシズるチャンネル
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