市川猿之助被告、京都芸術劇場春秋座の芸術監督を退任「本人から申し出があり」後任は藤間勘十郎氏

 両親の自殺を手助けしたとして、自殺ほう助の罪で起訴された歌舞伎俳優・市川猿之助=本名・喜熨斗(きのし)孝彦=被告が、京都芸術大学が運営する「京都芸術劇場春秋座」の芸術監督を10月31日付で退任したことが2日、分かった。

 京都芸大広報部はスポーツ報知の取材に「本人から退任の申し出があり、10月31日の理事会で承認されて退任が決まりました」と答えた。後任は日本舞踊家で歌舞伎の演出も手掛ける藤間勘十郎氏が11月1日付で就任した。

 春秋座は9月13日に死去した市川猿翁(3代目猿之助)さんが初代芸術監督を務めていた。猿翁さんは大学の芸術学部教授、副学長として歌舞伎の実技指導を行うこともあった。猿之助被告は猿翁さんの後任として2013年から芸術監督を務めていた。

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