お笑いコンビ「麒麟」の川島明(44)が7日深夜放送のABCテレビ「やすとものいたって真剣です」にVTR出演。「惚れてまうやろ」と感激した先輩芸人とのエピソードを明かした。
2001年のM―1グランプリで決勝進出を果たし、一気に知名度がアップした麒麟。その頃、福岡で初めてロケの仕事が入った。地元の居酒屋で酔った一般の客から面白いエピソードを引き出す企画だったが、まだロケに慣れておらず「尺が短いVTRだけど5時間ぐらいやった」と大苦戦。ロケ終了後は相方・田村裕と「全然アカンかったな」と反省していたという。
するとお笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉が突然ロケ現場の居酒屋に現れ、「お疲れさん。一緒に飲もう」と麒麟に声を掛けてきた。大吉は番組の出演者ではなかったが、ロケに不慣れな麒麟を心配してその居酒屋に見に来ていたのだという。「僕らが5時間ロケしてた居酒屋で、最初からずっと僕らのこと見てた。何かトラブルがあったら行ったろうって」と大吉の気遣いを明かした川島。大吉からは「福岡の人、血気荒い人いるから何かあったら守ろうと思ってね」と説明されたといい、「惚れてまうやろ。こんな先輩おるのかって」とその優しさ、頼もしさを絶賛した。
当時はさほど接点があるわけではなかったが、この出来事をきっかけに親しく付き合うように。今では仲良しの飲み友達だそうで、川島は「信頼しきってる兄さん。マジの兄貴ですね」と関係性を語った。