ピン芸人のおいでやす小田が、29日に放送されたTBSラジオ「川島明のねごと」にゲスト出演した。
小田は、同じピン芸人であるこがけんと組んだユニット「おいでやすおだ」として、2020年の漫才日本一決定戦「M―1グランプリ」で準優勝。それから一気にブレークした。
ただ、小田はピン芸人日本一決定戦「R―1ぐらんぷり」では、16年から20年まで5年連続で決勝に進出している。司会の「麒麟」川島明に「R―1でも決勝、あんだけ出てんのに、そこまでハネてはなかったよね?」と聞かれた小田は「全然、全然。ホンマにもう、ひどい生活でしたよ。ホント、どん底の」。これに対し川島は「やっぱ夢はないですか? R―1に」と質問した。
これはもちろん、昨年のM―1で優勝したウエストランドが披露した、「M―1にはあるけどR―1にはないもの」というお題に対し「夢、希望、大会の価値、大会の規模」と回答する漫才を踏まえてのもの。
川島の質問に対し、小田は「え〜」と困惑しつつ「夢はありますが、限りなくゼロに近いだけ」と答えた。これには逆に川島が「そんなことない! (博多)華丸さんとかほっしゃんさんとか」と否定すると、小田は「チャンピオンはもちろん夢ありますよ。どの賞レースでも。ファイナリストの話ですからね」などと必死に弁明した。
ただ、川島にあらためて「売れた理由、教えてください。何がきっかけで今のポジションがあるのか?」と聞かれると、小田はボソッと「M―1」と回答。「M―1の準決勝、終わった時点での仕事の入り方が、R―1決勝より多かったと思います」と明かした。