川中美幸が生島ヒロシに明かす「ふたり酒」ヒット秘話…母との思い出も

 今年4月にデビュー45周年を迎えた歌手の川中美幸が14日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月〜金曜・前5時)にゲスト出演した。

 作詞家・もず唱平氏にスカウトされ、17歳で「春日はるみ」の芸名でデビュー。その後「川中美幸」に改名しデビュー3年目、シングル5枚目の「ふたり酒」で一気にブレイクするが…。「この曲は売れないと思ってたんですよ。いやでしたよ。え〜!? ふたり酒? 生きてゆくのが つらい日は おまえと酒が…私、24なんだけど…母に電話して『多分、売れないと思うから大阪に帰るね』って言ったら『聞かしてみぃ』ってことで聞かせたら、うちの母が泣いたんですよね。その時に、この歌は自分の等身大ではなくてうちの両親だと…苦労、苦労で来たなって…この詞に出てくる女性はまさしくウチのお母ちゃんだと」振り返る。

 パーソナリティーの生島ヒロシが「お母さんの涙が自信を与えてくれたわけですね。そして今日につながっているわけですから」と同調。川中は「そうですね! これいけると思いました。その時に。ひとつひとつの積み重ねだと思います」と笑顔を見せた。

 大好きだった母・久子さん(享年92)が亡くなって5年が経過。久子さんが残した言葉、生き様を今も胸に抱いて前向きに生きているという。生島が「どんな言葉を覚えていますか?」と聞くと「偉ぶったらあかんで」「人は出方次第やからな」「自分の人生、生きや!」と答えた。

 4月19日に中野サンプラザでデビュー45周年の全国ツアー最終公演を行ったばかり。その時に収録した「ふたり酒」「二輪草」などの大ヒット曲から新曲「冬の華」など26曲の入った「川中美幸 45周年記念公演」のDVDを現在発売中だ。

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