モデルで女優、嵐莉菜（１７）が１１日、東京都内で行われた日仏合作主演映画「マイスモールランド」（川和田恵真監督、５月６日公開）の完成イベントに、共演の奥平大兼（１８）と出席した。
在留資格を失った在日クルド人の少女が自分の居場所を探す物語で、２月のベルリン国際映画祭ではアムネスティ国際映画賞のスペシャル・メンション（特別表彰）を邦画で初受賞した話題作。
オーディションに合格し、映画初出演にして初主演を果たした嵐は「この役を絶対演じたいという気持ちがあったので、願いがかなってうれしかったです。一生の宝物です」と笑顔。人生の中で印象深い初体験に同作のクライマックスで涙を流す場面を挙げ、「監督が号泣してくださっていて、自分の演技が人の感情を動かすことができたことがうれしくて、努力し続けようと思いました。一生忘れない初体験でした」と振り返った。
２０２０年の映画「ＭＯＴＨＥＲ マザー」で俳優デビューした奥平から「堂々とお芝居できていたのですごい」と称賛されると、「業界用語とか分からないことを気軽に聞ける存在だったので、最後まで撮影できたのは奥平さんのおかげです」と先輩に感謝した。
