タレントの島崎和歌子(50)が30日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜・午後8時)に出演。芸歴35年目、TBS系「オールスター感謝祭」の司会をデビュー3年目の1991年から32年間務めている理由が明かされた。
この日の番組では、島崎が18歳で大抜てきされた秘密を調査。島崎本人も「大抜てきってこういうことなんですよね。(理由を)知らないから知りたい。本当に知りたい」という、その理由を第1回感謝祭の初代プロデューサー・加藤嘉一氏が明かした。
英国の番組をフォーマットに新しいクイズ番組を作ろうとした結果、生放送で芸能人200人を仕切れる司会者として、当初、島田紳助とタモリの名前があがった。
放送日の関係でタモリが消滅。「紳助さんは決めていたので、もう1人は淡々と進行が出来る人物として、草野仁さんはどうだろうと思った」と加藤氏。その2人を司会として草創期の番組はスタートした。
本格スタートにあたり、司会者のうち1人を代えることに。草野の降板により、初回放送まで3か月を切っていたことでアシスタントを立てることに。井森美幸、森口博子らの名前があがったが、紳助に聞いたところ、いい返事が来なかった。
そこで「司会は紳助さん1人でできるので、アシスタントとして、一生懸命ひたむきにやってくれる子がいい」と加藤氏が抜てきしたのが、島崎。当時、放送されていた紳助が若者を応援する深夜番組「青春!島田学校」に出演していた島崎のカメラが回っていないところでも一生懸命やる裏方的な資質を見抜いたという。
島田自身に相談したところ、「和歌子なんか面白い」と言われたという。加藤氏は「では、和歌子で行こうとなり、決まりました。最後まで誠実にやり抜くということ狙いました」と抜てきの理由を明かした。
中居に「見てる人は見てる」と言われた島崎は「見てたんですね。一緒に番組をやっていて…。一生懸命やるのは、その仕事も一緒なんだけど、それ以外のこともあるんですね。真面目にやっていて良かったな」としみじみ話していた。