岩城滉一 900万円超の宇宙旅行 計画頓挫で払い戻しなしも「逆に申し訳ない」と思った理由

 俳優の岩城滉一(72)が11日、フジテレビ「ぽかぽか」(月〜金曜前11・50)にゲスト出演。日本の芸能人として初の宇宙旅行の計画が頓挫した経緯を明かした。

 月曜レギュラーの伊集院光が「ちょっと前に噂で宇宙旅行チャレンジするってありましたよね?」」と質問した。

 岩城は「たまたま安いアレだったんで、900何十万円ぐらいでした。宇宙に行くんだったら安いでしょ?900何十万だったら10年ぐらい行きますよ」と費用が思いのほか、安かったことから宇宙旅行に挑戦するつもりだったという。

 ところが「その会社が潰れちゃって。事故が続いて…」と宇宙旅行の計画は頓挫。900万円超の費用も「1回チケット買っちゃうと、払い戻しがきかないんです」と払い済みだったといい「その会社がなくなっちゃったんで」と回収もできなくなったと明かした。

 ただ、「“宇宙に行く”ってだけでテレビ出る数がすごかった」と宇宙旅行に挑戦すると発表したことでテレビに呼ばれる機会が増えたといい「900何十万よりか、そういうところでギャラもらう分が多くなった。逆に申し訳ない。(会社に払った)お金は戻らないですけど」と宇宙旅行に払った費用分は回収できたと笑っていた。

 岩城は2013年4月に都内で会見を開き、翌14年春に宇宙旅行へ挑戦することを発表。民間宇宙旅行事業を手掛けるオランダのSXC社が、スイスの時計ブランド「ルミノックス」に宇宙で使用できる腕時計を発注。これに合わせ、両者が共同で宇宙旅行プロジェクトを立ち上げた。岩城はルミノックス社の時計を長年愛用していたつながりもあり、同社関係者から挑戦を勧められて、参加を決めた。

 当時の発表では米カリフォルニア州のモハベ宇宙港から、パイロットと2人乗りのシャトルで飛び立つ計画で、地球を出発して戻るまでが約45分間。その間、地上約60キロの無重力空間に約3〜4分滞在する予定だった。9万5000ドル(当時のレートで約930万円)の費用は岩城の自腹だった。

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