山田邦子が目潤ませ渡辺徹さん回想「後ろ髪引かれてるの悪いことじゃない」中居正広は温かい言葉

タレント山田邦子(62)が、10日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜午後8時57分)に出演し、昨年11月に敗血症のため61歳で亡くなった、渡辺徹さんとの思い出を語った。

邦子は渡辺さんと86年のフジテレビ系「いきなり!フライデーナイト」で出会って以降、多数の番組で共演。「相棒」「相方」と称す間柄だった。番組では邦子が訃報直後にYouTubeチャンネルで涙ながらに語った動画や、89年スタートのフジテレビ系冠番組「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」などの共演シーンなども紹介された。

邦子はVTRを見ながら「は〜、徹ね…残念」とあらためて名残惜しそうに目を閉じた。「いや〜、もう驚いちゃってね。立ってられないので、すぐ家に帰って、はぁ〜っ大変だ〜ってなったけど」と肩を落としたが、「考えてみれば、ずっと調子が悪くて。手術したり、大きい病気して、透析もずっと頑張っていたんで。役者だなぁ〜。最後まで舞台を大切にして、地方公演もやり切って、穴をあけずいったんだよね。偉かった」と、渡辺さんをねぎらった。

邦子は徐々に目を潤ませ、「本当に、青春ですね。たくさん一緒に仕事をして、お互い家庭を持ったりして、本当に幸せで、その部分は。徹ちゃんは(榊原)郁恵ちゃんで良かった。郁恵さんじゃなかったら、あのメチャクチャは、あの暴飲暴食のメチャクチャ野郎は、もっと早く死んでいたと思う」と、毒を交えながら相棒の生涯を回想。「でも(この映像を)使ってくれてありがとうございます。私がお礼をいうのもなんだけど、喜んでいると思う」と天をあおぎ、女性芸人の第一人者としての矜持(きょうじ)も示した。

ただ邦子は、「そろそろちゃんとお別れしないといけないんだけど、しょうがない」と別れをまだ受け止められない様子。ここでMCの中居正広(50)が「でも、いいんじゃないですか。引きずることも、すごくいい事だなって。後ろ髪を引かれてるのって、悪いことじゃないんじゃないかな」と温かく声をかけると、邦子はサムアップポーズで「はい」と、気丈な姿を見せた。

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