山田は審査員を務めた漫才日本一決定戦「M−1グランプリ2023」でさや香を酷評。ファーストラウンドで1位突破したさや香だったが、2本目のネタが評価されず最終決戦0票に終わり、「最後のネタ全然良くなかった」と感想を述べ、SNS上などで話題になった。
その、さや香の東京進出。「だからこそ、大切な1点(1票)だったんですよ。優勝してれば、普通に東京進出決まってたわけだから。あれ1位通過だったのにね。何てことをしてくれたんでしょうね」と言い放ち、「人気者なんですよ、十分。ハンサムだし、何でもできるんだよ。なのに、あの2回目のネタは。みんなお客さんポカーンとしてて、ビックリしましたけど」と再び2本目のネタに疑問符をつけた。
番組MCのふかわりょう(49)は「私は守りに入らない姿勢に胸打たれましたけどね」と、さや香をフォロー。「そうなのよ。あの時は優勝できなかったけど、あとから見るとすげーな、そのレベルでやるんだな、こいつはっていう根性は見せましたけど」と山田は同調しつつも、「ただ優勝はできないよね、あれだと」と言い切った。
ふかわは、さらに「そのスパンで見るとそういう目線もありますけど、長い芸人人生で見たら本人たちが(あのネタを)選んだことが正解なのではないかと思います。邦子さんが最後の最後で触れた、触れたっていうある種“神の手”でしたよね。あそこで触れるかどうかは大きいと思います」と山田の“ファインプレー”についても言及した。
元プロ野球選手で解説者の金村義明氏(60)は、さや香について「さや香はよく見るんですけど、ロケやらせたら凄いですよ。根性の塊。千鳥のロケも凄かったけど、それを上回るのがさや香。関西の番組『せやねん』で卒業して東京行くと、必ず売れるんですよ。それがチュートリアルであり、千鳥であり、もうみんなそこから。トミーズの雅さんが育てたと言っても過言ではないくらい、必ず売れる」と実力に太鼓判を押した。
これに山田は「じゃあ売れるね〜さや香」と声を弾ませたが、すぐに「じゃあM−1出なくなっちゃうかな」と寂しそうな表情を見せた。ふかわが「漫才に対する情熱はキープするんでしょうけど、きっと椅子取りゲームの芸能界。東京にいる芸人さん、来ないでくれーと思ってる芸人さん、きっといますよね」と合いの手を入れると、「新山くんなんて、どんどん好きになっちゃう。見てると凄く面白くてハンサムで、実際会うと小顔だし、かっこいいのよ」と東京での活躍に期待を寄せた。