お笑いタレント山田邦子(64)が30日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月〜金曜後9・00)に生出演し、物議を醸しているパリ五輪開会式の演出についてコメントした。
派手な女装の「ドラァグクイーン」らが橋の上で横並びになり、中央で青塗りになった歌手が歌う演出が、レオナルド・ダビンチの名が「最後の晩餐(ばんさん)」を連想させるとして、極右政治家やカトリック関係者から非難の声が上がっている。式の芸術監督は、オリュンポスの神々と関連づけた異教徒の祭りをイメージしたとし、「最後の晩餐」から着想を得たとの見解を否定した。
この演出について、山田は「フランスだな、パリだなという感じがした」とコメントした。さらに、「さっそく『ひょうきん族』だったら、すぐパロディーにするだろうと思って」と、80年代のフジテレビの伝説的お笑い番組で、自身も出演していた「オレたちひょうきん族」を引き合いに話した。
開会式を見たビートきよしが、「ひょうきん族」の出演芸人たちを散りばめたコラージュ画像をX(旧ツイッター)に投稿したことにも言及。「晩餐(最後の晩餐と批判されている)のところは、青いのは(西川)のりおさん。私も参加して、あの写真がもう出てましたね。アダモちゃんがいたり、そっくりに作ったみたい」と話した。
コンプライアンスという言葉も、市民権がなかった時代。「ひょうきん族」は流行や時事問題を即座にコントに取り入れ、大人気を博した。山田も「ひょうきんはそういう番組でしたからね」と懐かしんでいた。