山口智充 芸人としての「原点」は新宿のホコ天だった「240人、行けるって確信した」

 タレント、山口智充(53)が23日放送のBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴 No Car,No Life」(土曜後9・00)にゲスト出演し、芸人としての「原点」を語った。

 高校卒業後に家電量販店に就職。芸人としてのデビューは25歳だった。若手時代に「営業とか劇場とかは、ちょっと入っていたけど、東京の劇場が軒並みなくなった」ことがあったといい、「その時に自分(の実力)ってどういうものなんだろうって確認したかった」との思いが芽生えた。そこで山口が向かったのは、東京・新宿の歩行者天国だった。

 「30歳くらい」のころ、新宿アルタ前が日曜日、歩行者天国になっていた。「そこに行ってストリートをやりましたね」と山口。「ものまねと歌ネタと、音源を使ってパフォーマンスやるんですけど。顔を指されない時代で『あ、ぐっさんだ』とか1人も言わない状態」だったが、披露したネタが評判に。「気が付けばホコ天の中で一番集客が上だった」と振り返った。

 その様子が雑誌にも取り上げられたという。最盛期は「240人くらい来ていた」と明かし、「それが自分で、あ、行けるって確信した瞬間でした」。ストリートで自信をつけたそうで、「要するに『ぐっさんだ』って集まってくれている人は1人もいないから。俺はこのエンターテイメントの世界で(いける)って」と話した。このことは、あまり話してこなかったようで「意外とこれは全然知られていないというか」としつつ、「それが原点になっていますね」と懐かしそうに話していた。

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