女優、尾野真千子(42)が19日、NHKの情報番組「あさイチ」(月〜金曜前8・15)に生出演。語りを務める連続テレビ小説「虎に翼」(月〜土曜前8・0)でヒロイン寅子役を演じる女優、伊藤沙莉(30)について語った。
伊藤と映画で共演したことがある尾野は、「そのときもこいつは怪物だなと思って。こんなに仲よくしてもらえると思ってなかったですけど、若いのに何かといろいろ完璧にこなすんですよ。何をやらせてもこなすし、もう言うことがなくて、監督にこうしてくださいって言われたら『はい』ってすぐやっちゃうし、うわ、怪物出たと思って」と絶賛。「どんどん仲よくなってお酒を飲むようになってそうしたら、いろいろな話を聞かせてもらって『なんか私、この怪物と今、一緒にいるんだ』と思ってちょっと幸せな気分になって、『こいつ絶対出世するんだろうな』って思いながら仲よくしておこうと思っていました」と明かしていた。
「虎に翼」は1938(昭和13)年に日本初の女性弁護士となる三淵嘉子さんがモデルのオリジナル作品。主人公、佐田寅子はのちに弁護士から裁判官になることを決意。戦後は孤児や苦境に立つ女性のために家庭裁判所の設立に奔走する。主題歌は米津玄師の軽快なナンバー「さよーならまたいつか!」。
■尾野 真千子(おの・まちこ) 1981(昭和56)年11月4日生まれ。奈良県出身。中学3年で河瀬直美監督の目にとまり、97年に映画「萌の朱雀」で主演デビュー。2007年、再び河瀬監督と組んだ「殯(もがり)の森」がカンヌ国際映画祭の審査員特別大賞に輝く。11年後期のNHK連続テレビ小説「カーネーション」でヒロインを務め、14年の日本アカデミー賞では「そして父になる」で優秀主演女優賞、「探偵はBARにいる2」で優秀助演女優賞をダブル受賞。
■伊藤 沙莉(いとう・さいり) 1994(平成6)年5月4日生まれ。千葉県出身。2003年の日本テレビ系「14カ月〜妻が子供に還っていく〜」でデビュー。19年配信のNetflixドラマ「全裸監督」シリーズに出演。映画「劇場」「十二単衣を着た悪魔」などで20年度の第63回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。ほかに、22年のフジテレビ系「ミステリと言う勿れ」、23年公開の主演映画「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」など多くの話題作で活躍中。