歌手の尾藤イサオ（７８）と今陽子（７０）が２２日、東京・銀座の博品館劇場で２３日に初日を迎える作曲家、いずみたくさんの没後３０年メモリアルコンサート「ぼくたちの音を楽しむ〜いずみたくと中村八大の歌物語〜」（２４日まで）の取材会に出席した。
尾藤は「夜明けのうた」の熱唱を生披露し、「僕は本当に幸せ者。半世紀以上前にいずみ先生に声をかけていただいて、初めて『夜明けのうた』というミュージカルに主演させてもらい、５０年以上たっても、またこうしてお手伝いができる」としみじみ語った。
ヒット曲「涙の季節」を歌った今も、「いずみ先生の曲はメロディーがシンプルできれい。いまの時代に大きな声で歌い上げたい」と意気込みを口に。さらに、いずみさんが作曲したピンキーとキラーズ時代の楽曲「愛に生き平和に生きる」に触れ、「『一人の幸せはみんなの幸せ 一人の悲しみはみんなの悲しみ』という歌は、いまの時代に本当にぴったり。感慨を込めて歌いたい」と決意を述べた。
