尾上右近、浅草公会堂で大入りの自主公演「吹いてる風にはとことん乗っていく」来年大阪開催も

尾上右近、浅草公会堂で大入りの自主公演「吹いてる風にはとことん乗っていく」来年大阪開催も

7回目の自主公演「研の會」で「京鹿子娘道成寺」を踊った尾上右近(撮影・田口真佐美)

(スポーツ報知)

 歌舞伎俳優の尾上右近(31)が2、3日の2日間にわたり東京・浅草公会堂で第7回となる自主公演「研の會」を開催し、「夏祭浪花鑑」「京鹿子娘道成寺」を上演した。

 これまで東京・国立劇場(小劇場、座席数約600)を中心に行ってきたが、人気上昇に伴って今回初めて浅草公会堂での開催となった。座席数も倍近く増えた中、ほとんど満席の盛況ぶり。「夏祭浪花鑑」では団七九郎兵衛とお辰を演じ、女形舞踊の大曲「京鹿子娘道成寺」では白拍子花子に挑戦した。まさに出ずっぱりの大奮闘となったが、濃密な内容で充実していた。

 終演後には「好きな浅草で出来てうれしい。今回もさまざまな歌舞伎のエキスをお届けしましたが、吹いている風にはとことん乗っていきたい。まだ自分は30代。50年、60年応援してもらえるような役者に」などとあいさつした。中村鴈治郎、坂東巳之助、中村種之助、中村米吉、中村莟玉らが共演。また来年、第8回目の公演は東京、大阪の2か所で開催することも発表された。

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