小関裕太“蒼真”は1人屋上で泣き崩れる… “護衛”として過ごした日々の裏側が明らかに<癒やしのお隣さんには秘密がある>

小関裕太“蒼真”は1人屋上で泣き崩れる… “護衛”として過ごした日々の裏側が明らかに<癒やしのお隣さんには秘密がある>

想いを自覚し、「やめよう」と決意しても“過ち”には気づけず…藤子の護衛として駆け回った日々を振り返る

(WEBザテレビジョン)

8月25日に第8話が放送された「癒やしのお隣さんには秘密がある」(毎週金曜夜0:30-0:59、日本テレビほか※TVer・Huluでも配信)。“癒やしのお隣さん”から一転、“恐怖のストーカー”であることがバレてしまった蒼真(小関裕太)だが、「何が彼をそうさせたのか」を紐解く事実が明らかになった。(以下、作品のネタバレが含まれます)

■「癒やしのお隣さんには秘密がある」とは

同作はWebコミックサイト「めちゃコミ」にて年間ランキング5位、「みんなの推し恋愛マンガ大賞」で“大人の恋愛部門”入賞を果たした同名コミックが原作。どこにでもいる普通の女性である主人公に迫るイケメン…という普通の恋愛マンガから一歩踏み出し、イケメンにとんでもない“属性”を持たせたことで話題に。

頑張り屋の主人公・蓬田藤子を演じるのは、「リコカツ」などの人気ドラマに出演した田辺桃子。W主演として、人気少女マンガ「わたしに××しなさい!」の実写化映画・ドラマを熱演した小関裕太が謎多きイケメン・仁科蒼真を務める。

■「すべてはここから…」ビルの上に立つ蒼真が振り返る“原点”

藤子に拒絶されてしまった…。ストーカーである決定的証拠が藤子の目に触れてしまい、異常なものを見る目で逃げられてしまった蒼真。「あんたおかしいよ」と改めて自分が“藤子を脅かすストーカー”であることを突きつけられ、蒼真は高いビルの屋上で空を仰いでいた。

「すべてはここから…」そうつぶやき、過去を回想し始める蒼真。自分のことをなんの価値もない人間だと思っていた蒼真を救ったのは、藤子との出会いだった。それからは藤子を守るためだけに生きてきたのに、なぜこんな状況になってしまったのか。蒼真の意識は藤子の“護衛”をしていたタイミングまで遡る。

出会ってから4年、陰ながら彼女の出勤風景をカメラに収める蒼真。「半径5m…これが、僕と藤子さんのちょうど距離だ」と告げる蒼真は、タイムセールでなにかを獲得する藤子を見て我がことのように喜ぶ程度の距離感を維持してきた。

仕事帰りの藤子に声をかけ、そのまま手を繋いで夕食へ…そんな状況を妄想しつつ、「名前も知られていない」状況に歯噛みする。いつしか蒼真の願いは、だんだんと「一度でいいから藤子さんに名前を呼ばれてみたい」に変わっていく。

「いや、考える必要はない。僕と藤子さんは、半径5mの関係だ」そう考えていた蒼真だが、ある日藤子が住む隣の部屋が不動産屋のチラシに貼り出されていた。“まさに神の啓示だ”と思った蒼真は、迷わず不動産屋でその部屋を契約。その偶然を、蒼真は「もっと傍らで藤子さんのことを見守りなさい…神様にそう言われている気がした」と“奇跡”だと振り返る。

気配を感じるほど軋む床、隣の音が聞こえるほど薄い壁…“完璧な設備”を見つけた蒼真は大喜び。「秘密基地のよう」と評した隣の部屋に越した蒼真は、ここから陰ながら藤子を見守ると決めた。

「“隣の男A”として藤子の歴史に刻まれる」という歓喜に震えていた蒼真だが、実際にはそれ以上の距離感で接することが叶っていた。ベランダで語りあったことから、名前を呼んでもらうまでの仲に。藤子に初めて「仁科さん」と名前を呼んでもらった日、蒼真は陰で叫び出すのを懸命に押さえなければならないほど狂喜していたのだ。

■ストーカーの恐怖から守れなかった悔いが、狂気を加速させた

全身全霊で藤子を守ると決めた蒼真。しかし彼のいない間に、上村が藤子を襲うという事件が起こってしまった。上村に一方的な感情をぶつけられ、藤子の目には涙が。「ごめんなさい、僕のせいだ…僕の頑張りが足りないからこんなことになってしまったんだ」と強い後悔に苛まれた蒼真は、ただちに設備を一新。小型監視カメラを多数買いそろえ、アパートに設置していった。

蒼真は「大丈夫です、大丈夫ですよ…」と新たに藤子を守る決意で監視カメラの映像に向きあう。藤子を怖い目にあわせないという決意が、ストーキングを加速させたのだ。

彼女を見守るなかで、いつしか藤子を愛していることを自覚してしまった蒼真。いくら情報収集しても胸のうちを知ることはできない。部屋中に貼った写真や「藤子が落としたポケットティッシュ」といった収集品が、空虚なものに見えていった。

「護衛なんて言葉でごまかして、ずっと自分の気持ちに気づかないフリしてた…」と、胸を焦がす激情の正体を自覚する。ほかの男が“ストーカー予備軍”の脅威だから接近を警戒していたのではなく、“ほかの男と仲良くしないでほしい”という単純な嫉妬だった。明確に認め、泣きながら「藤子さんをもっと知りたい、もっと藤子さんに触れていたい、もっと僕を知って欲しい」という言葉を吐露する。

しかし「僕のことを知って欲しい」という自分の言葉から、ふと気づいてしまう。藤子が蒼真に親近感を抱いてくれる数々の“偶然”が、本当はなんの奇跡でもなかったとしたら。「いままでのことが全部作り物だって知ったら、どう思うだろう。本当の僕を知ったら、藤子さんはどう思うだろう」「これ以上近づいたらダメだ。もう引き返せなくなる」不安が蒼真の胸を駆け巡っていく。

改めて「僕はずっと、奇跡という名の嘘をつき続けてきた」と見ないフリをしていた胸につっかえる事実と向き合う蒼真。しかし彼女とのキスを経て、愛しているという気持ちだけは1点の曇りもない真実だと思い直すことができた。これまでの“情報収集”をやめ、藤子にすべてを明かすことを決意する…そう考えて「夜に話をしたい」と藤子に告げた日、最悪の事態が起きてしまった。藤子に、部屋のようすを見られたのだ。

そして今に至る。「この命は僕のものじゃない。彼女のものだ」一度は死んだ自分を救ってくれた藤子を想い、ようやく屋上の縁から一歩下がる蒼真。涙がほほを伝う。“愛が深すぎただけ”と自分の過ちに気づけない蒼真は、肺をしぼるような悲痛な声で「藤子さん、僕はどうしたらいいのかわかりません…。誰か教えて…教えてください」と、1人崩れ落ちるのだった。

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