小籔千豊、番組でブチギレ 超大物が土下座する事態… 本人と対面し当時の本音告白「一部の人は引いてた」

 お笑いタレントの小籔千豊(50)が、フリーアナウンサー・古舘伊知郎(69)のYouTubeチャンネルにゲスト出演。過去2人が共演した番組の思い出を振り返った。

 小籔と古舘は過去、テレビ朝日系列で放送されていた「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」のスペシャルで共演した。この時の共演を、古舘は強烈に覚えているという。

 古舘は「『報ステ』が終わって、完全にブレーキを失った乗用車みたいになってますから、報道の12年のくびきから逃れて、バラエティーが楽しくてしょうがなかった。子供が遊園地に行ったみたいになって。べらべらしゃべっていた」と自身の出演を回顧。すると、小籔から「さっきから一人でしゃべりやがって、なにさらすねんコラァ」とキレられたという。

 小籔は「そんなことは言ってないと思います」と否定したが、古舘はこの一言で「本当に目が覚めた」という。「凄く爽快で、憑き物が抜けたような気持ちで。俺、土下座したもん。あの興奮と、憑き物が抜けていく感じは、それ以降ないですよ」と振り返った。

 古舘が土下座をすると、小籔は「そんなことしないでください」と態度を急変させた。この時の様子について、古舘は「キレてた人が、急に慈しみに変わったんですよ。この人、おかしいんじゃないかって思いました」と本音を漏らし、爆笑を誘った。

 小籔は「バラエティーの流れで、何か僕が発動するきっかけがないと、そんなことを大先輩に言うことはないと思うんですけど、一応、バラエティー的に“しゃべりすぎちゃいますの?”みたいな感じだったと思うんですよ」と自己分析するも、古舘は「いや、そんなもんじゃなかったですよ。堪忍袋の緒が切れた感じだったので、一部の人は引いて一部の人はニコっと笑ってた」と譲らず。小籔は「僕はその時古舘さんと絡みたい、前に出たい、つっこみたい…くらいの気持ちしかないので、“いつまでしゃべんねん”なんて気持ちはゼロに等しいですよ」と誤解を解いた。

 これらの行動について、小籔は「僕は仕事を得て生活費をパスするのが一番の役割だと思ってるので、番組のためにならないといけない、また呼んでもらわないといけないと思っていて」といい「僕が存在するんじゃなくて、番組として成立させないといけない。僕がウケようがウケまいが関係なく、番組として成立させるために、ここで僕はどういう動きをしたらMCは助かるのか、面白くなるのか、またディレクターさんとかが使いたいなと思ってくれるのか、演者が助かるのか…と思ってるので、ちょっと乖離(かいり)している感じがあるかもしれません」と説明。

 「“俺がおもろいことを言うんだ”と昔は思っていましたが、おっさんになって、まじで生活をちゃんとしなければならない、子供もおる…ってなったときに、貢献をするには…ということを考え出して。“こんなことを言ったら嫌われるだろうな”と思っても、これを言えばテレビが助かると思えば、言います」と、バラエティー番組内での自身の振る舞いの裏にある思いを打ち明けた。

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