本書は、宮田が大学でも学んだ大好きな『万葉集』から好きな和歌を5首選び、歌から自由に想像を膨らませていった連作短編小説集となっている。「『万葉集』は、いろいろな歌人が読んだ歌が詰まっていて、そこの解釈は自由なところが多い。そこを自分で、どういうふうに解釈していこうかな、どういうふうに訳していこうかな、と考えるところが楽しい。そのために、ほかの資料に当たってみたり、自分で調べていく時間も楽しい。自由なところも魅力だなと思っております」とアピールした。
日向坂46を卒業したばかり。今後やってみたいことを聞かれると「皆さんの期待される回答と違うかもしれないですけど、めっちゃ派手な髪にしたいです。ブリーチとかしたい。(してみたい色は)ピンクです。白っぽい淡いピンクにしたいなって思います」と明かす。その理由は「ピンクが好きなのと、アイドルの間はピンクの髪とかできなかった。『はっちゃけてる!』って感じがするかなと思っています」とイメージしていた。
また、これから執筆活動を続けるにあたって、書いてみたいテーマも語る。「まだ考えてはいないんですけど、せっかくアイドルだったので経験を生かせるならアイドルものを書いてみたら面白いかなって思います」とほほえんでいた。
本書では、小説を元に万葉集の都・奈良へ旅する様子を撮影。宮田が行きたいところを詰め込んだ奈良で、無邪気に喜ぶ全開の笑顔から、大人びた表情まで、アイドルとして最後の姿が収められている。公式ツイッターでは、万葉集にちなんで宮田が短歌の付け句を呼びかけ、お気に入りを発表するなど、小説と連動した試みも実施。また、宮田による「ぶりっ子」姿も話題となっている。