宮本亞門氏、日生劇場60周年舞台に意気込み「最高のものを作っていきたい」

宮本亞門氏、日生劇場60周年舞台に意気込み「最高のものを作っていきたい」

会見を行った(前列左から)松山保臣氏、宮本亞門氏、栗山民也氏、粟國淳氏(後列左から)高部尚子氏、一色隆司氏、山田うん氏(カメラ・増田寛)

(スポーツ報知)

 演出家の栗山民也氏、宮本亞門氏が22日、東京・日生劇場で、同劇場の開場60周年を記念した主催公演ラインアップ発表会に出席した。栗山氏はオペラ「メデア」(2023年5月27〜28日)、宮本氏はオペラ「午後の曳航」(2023年11月23〜26日)を演出する。

 栗山氏は「2か月くらい前、ウクライナの劇場にミサイルが打ち込まれました。ちょうど同じ時、私は新宿の劇場で舞台の初日を迎えていました。でもウクライナのことで頭がいっぱいで。劇場とはどういう場所なのか、ずっと考えています。今作は、人間の永遠のテーマを秘めた作品になると思います」と語った。

 三島由紀夫原作のオペラを手がける宮本氏は「コロナ、戦争も含めて、舞台は意味があるのかないのかという問いを我々は考えている時期だと思います。コロナ禍で多くのスタッフやキャストが戻ってきません。それでも、出演やスタッフたちと最高のものを作っていきたいと思っています」と意気込んだ。

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