宝塚会見 出席3幹部とも、劇団でいじめパワハラ「目撃したことはございません」 遺族側と真っ向食い違い

宝塚会見 出席3幹部とも、劇団でいじめパワハラ「目撃したことはございません」 遺族側と真っ向食い違い

 会見を行った(左から)宝塚歌劇団理事・制作部長の井塲睦之氏、歌劇団理事長・木場健之氏、歌劇団専務理事・村上浩爾氏(撮影・坂部計介)

(デイリースポーツ)

 宝塚歌劇団が14日、兵庫県宝塚市内で会見を開いた。9月に劇団員の女性(当時25)が急死した問題で「外部弁護士による調査チームの調査報告ならびに今後の方針」を説明するとし、木場健之理事長ら歌劇団幹部が出席。会見で劇団側は、上級生による「いじめやパワハラ」は確認できなかったとの報告を受けたと説明した。

 会見では、「いじめやパワハラ」に関する質問が多く飛んだが、歌劇団側は否定。遺族側は「指導などという言葉は当てはまらない、強烈なパワハラを上級生から受けていた」と訴えているが、主張が真っ向から食い違った。

 出席した3幹部に「これまで劇団の中で、いわゆるいじめ、パワハラを目撃したことはありますか」との質問も飛んだ。

 木場健之理事長は「目撃したことはございません」と返した。

 村上浩爾専務理事は「私も直接目撃したことはございません」、井塲睦之制作部長は「おなじくございません」と述べた。

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