7日に事務所が開いた会見では、藤島ジュリー景子氏が社長を退任し、少年隊の東山紀之が5日付で新社長に就任したことを発表。東山は性加害問題を事実と認め「鬼畜の所業」「人類史上、最も愚かな事件」と断罪した。今後は年内でタレント業を引退し、被害者対応に当たる。会見を受け、複数のスポンサー企業が同事務所所属のタレントの広告起用を見送る方向性を示している。
安住アナは1999年にジャニー氏の性加害を疑惑として報じてから、04年に東京高裁で判決が確定するまでの間の報道の少なさに言及「1999年から2004年の間の報道をしっかりしていれば、問題が大きくならなかったのでは、マスコミの沈黙といわれるゆえん」と分析した。
今年3月に英BBC放送が性加害について報じ、国際的な問題に発展。しかし、番組でこのことを伝えたのは4月22日と遅れたという。「4月8日、15日に放送するチャンスがあったと思いますが。三谷も“放送しないんですか?”と打ち合わせでおっしゃっていたのを覚えています」。その時には、事務所側が事実を認めておらず、「事務所側が認めておらず、自分たちが取材している問題でもないので、取り扱いに注意が必要という判断で放送していませんでした」と説明した。また「それが大手芸能事務所への忖度ではないかという指摘はありますが、その側面は十分にあったと思います」も話した。
安住アナは著名人をインタビューする際、事務所などからNG質問などが存在することを告白し、「これは嫌われても聞かなければならない時は、自分で考えてそのような手段を取る。しかし、今回はそのケースに当たるのに私含めて放送局で働く人間たちがことの重大さを分かっていなかった」と反省を口に。「マスコミとの対話、正直に話すことを心掛けて変えていこうと思います」と覚悟を語った。