シンガー・ソングライター宇多田ヒカル(40)が、20日放送のフジテレビ系「まつもtoなかい」(日曜後9・00)にゲスト出演し、母で演歌歌手だった故・藤圭子さんとの思い出を語った。
藤さんは力強さのあるハスキーボイスで1960〜70年代に人気を博し、「新宿の女」「圭子の夢は夜ひらく」などの代表曲で知られた。MCの「ダウンタウン」松本人志は「お母さんのアルバム買ったのよ。めちゃくちゃかっこいいの」と宇多田に報告し、「カバーアルバム出して欲しい」とリクエストした。
すると、宇多田は「え〜、私は歌えないです。演歌は」と答え、「母親に演歌歌っちゃダメって言われてましたし」と続けた。不思議がる松本と中居正広に、「歌い方、こぶしが逆だからって」と説明。「声を震わせる部分があるじゃないですか?それが絵に描いたら、(波長が)逆なんだって。とか、いろいろ歌い方が違うからって、小さいころに言われたのを覚えてる」と続けた。
とはいえ、母の歌は宇多田も好きなようで、「『面影平野』って曲が好きで、あれ歌うのが好きで、カラオケ行ったら歌っちゃう」と打ち明けていた。