女優天海祐希(55)が11日、都内で、主演する17日開始のカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜」(月曜午後10時、初回15分拡大)の制作発表会見に出席した。
頭脳明晰(めいせき)で変装の達人、元すご腕弁護士というワケあり美人探偵役を演じる天海は「頭脳明晰なんですけど、けっこうバタバタなところがある。笑ったり怒ったり、エンターテインメントになっている。素晴らしい共演者と毎日楽しく撮影させていただいています」とあいさつした。
見どころについては「いつもすみません、見どころは全部です。どこも楽しんでいただけると思います。トータルで出演者の心模様が伝わってくれれば。自信を持って楽しめる」と話した。
また、探偵・上水流は変装の達人。作中では何度も着替えているという。「着替えることが売りにされている。1話で何着着替えたかな? っていうぐらい着替えました。撮影の初日はキャディーさん。楽しくやらせていただいた。久しぶりに大声出しました」と語った。
天海と初共演となる松下洸平(36)は女性が苦手ながらIQ140を誇る相棒・貴山伸彦を演じ、バディを組む。「IQ140で…背筋が伸びるというか。とても面白い作品になっています。すごく早いテンポで進んでいきます。見ててハラハラする」と語った。
白石聖(24)、中川大輔(25)、丸山智己(48)、仲村トオル(57)も出席。
原作は映画化された「孤狼の血」で知られるミステリー作家柚月裕子氏の同名小説。「クセ強コンビ」が理不尽な悪党たちを“あり得ない”手段で葬る。また、2人が抱える過去にも立ち向かう。上水流は弁護士資格を剥奪されたきっかけの傷害事件の真相を、貴山は家族との確執を追う。
カンテレ制作の連続ドラマ「月10」枠は現在絶好調で、昨年10月期の長澤まさみ主演「エルピス−希望、あるいは災い−」、今年1月期の草なぎ剛主演「罠の戦争」に続く。