歌手の大黒摩季(53)が19日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・00)に出演。人気絶頂期を襲った病について語った。
子宮内膜症と診断されるも、治療より歌手活動を優先させた大黒。子宮腺筋症、子宮筋腫、卵巣嚢腫(のうしゅ)、チョコレート嚢腫などの病気を隠しながら、下腹部の激痛に耐え歌い続けた。
2003年には結婚し、歌手活動と並行して不妊治療をスタート。当時について大黒は「病気の進行と不妊治療って相反するもので、妊活をすると病気が増える。で、不妊治療を一回休んで(病気を)治療する。また(不妊治療を)やる。だからホルモンぐちゃぐちゃですよね」と苦しい闘病を振り返った。
40歳のとき、買い物中に激痛に襲われた大黒は救急搬送される。「腹腔内炎症というか、骨盤の中の全臓器が40度近い熱になって死ねちゃうかもみたいなとこまで来てた」といい、無期限の活動休止を選択。
10代の頃からひどい生理痛に悩まされ、通学途中に電車で倒れたこともあるという大黒は「私、なんですぐに病院に行かなかったんだろうって。あのとき行っていれば、あんな思いをしなかったのに…という反省」と後悔を口にした。
「それまで使ってきた時間、超絶もったいないと思って。今日出てきたのは、女子たちに“病院に行けば普通に戻れる”(と伝えたい)し、医学と女子たちの体の関係をカジュアルにしたい。病気じゃないんだけど病気の伏線はあるわけで、それを見逃すとこうなる」と語った。