トミー・ジョン手術を執刀している野球医学の専門家の馬見塚尚孝氏が20日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。エンゼルスが19日(日本時間20日)、大谷翔平投手(29)がロサンゼルス市内の「カーラン・ジョーブ・クリニック」で右肘じん帯の手術を受けたと発表したことについて言及した。
球団は現時点で手術の術式は明らかにしておらず「最終的な決断と手術の種類は全体像に重きを置いた。翔平は今後、何年も二刀流を継続するためにあらゆる方向性を確保したいと考えた」と説明した。
執刀医は前回の18年に右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた時と同じニール・エルトラッシュ医師で、「完全な回復を期待している。24年の開幕に制限なく打撃を行う準備ができており、25年には投打両方でプレーすることができる」と太鼓判。
大谷も自身のインスタグラムを更新し「早朝に手術を受け無事成功しました。不本意ながらシーズン途中でチームを離れることになりましたが残り試合のチームの勝利を祈りつつ、自分自身一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」と日本語と英語でつづった。
馬見塚氏は、大谷の今回の手術について「このタイミングでやるしかないんじゃないかなと思います。先になればなるほど復帰が遅くなりますし、早いうちにやったろうがいいと思います。ストレスも多いですし、待つだけでもストレスがある」と指摘。
また、手術時間については「どういう手術をやったか、まだ明確になっていませんが、通常は2時間くらいで終わる手術。ただ2回目の手術なので、少し開くの時間がかかりますから、その意味では少し長引いたかも知れませんが、2時間くらいで終わったんじゃないかなと思います。基本的に全身麻酔です」と説明した。