元読売新聞記者でジャーナリストの大谷昭宏氏が12日、TBS「ひるおび」に出演。ロシアのウクライナ侵攻にもとづいて、日本政府がロシアに対話を持ちかける提案をした。
同番組では、オーストリアのネハンマー首相が11日、EU加盟国首脳として侵攻後初めてプーチン大統領と首脳会談を行ったことを伝えた。ネハンマー首相は停戦や人道状況改善の糸口を探ろうとしたが「友好的な会談ではなかった」と話したことを報道した。
これを受けて大谷氏は、「なんとももどかしいですね。でも、とにかく接触できる国は接触して」と西側諸国がプーチン大統領に対話を求める必要性を説いた。
続けて「たとえば、日本はですね、『うちは絶対、武器供与することはあり得ないんだから、だからちょっと話を聞いてくれ』という日本の立場の話しかけもできるような気がする」と日本政府の立場を踏まえたアプローチ方法を提案。「もちろん細いパイプですけど、すべてを利用して。化学兵器が出てきた。『とにかく止めなさい』というしかない」と話した。