昨年は歌手活動にも力を入れ、10月には同じ北海道出身の「安全地帯」玉置浩二がプロデュース、作曲し、大泉が作詞した「あの空に立つ塔のように」をリリース。大みそかには紅白歌合戦に出場したほか、全国5都市でリサイタルツアーを開いた。番組では、3月にも同番組で放送された密着映像の未公開部分を含めた、「SONGS未公開スペシャル 武道館への道・完全版」を放送した。
大泉はツアーに当たり、番組にゲストで登場した百戦錬磨のアーティストたからも助言を受けていた。福山雅治からは「焦るな」というアドバイスが。「自分が思ってた反応じゃない場合がある。ライブっていうのは」と経験談を語り、「すごい、洋ちゃんかっこいい。すてきと思って、黙って見ている人だっているんです。だから、焦らないで下さいね」と大泉に呼びかけていた。
しかし、ツアーを終えた大泉は「焦ったことがありましたね…」とつぶやき、あるホールでの一幕を明かした。逆光の照明の中、大泉がステージに姿を現す、テンションがブチ上がるはずのオープニング。「私が出て行ったんです。ありがたいことに、あれだけの登場ですよ?逆光でぶあーっと上がっていくわけですから。うわ〜!ってなるわけですよ。うわ〜!って、みんな立って待ってる」。ところが、そこで予想外の光景を目にしたという。
「私の目の前ですよ?目の前の2列くらいで、絶対に立たない集団があるんですよ。おっと?というのがありました。1列目、2列目が何か立たないんですよ。これは何かの抗議団体かな?みたいな。焦りました。焦りました」
何とか集中力を切らさずに歌い始めた大泉。しかし、どうしても目に入ってしまったという。「どんなに頑張っても座っている人たちがいますから。焦りました、やっぱり」と苦笑いしていた。