俳優の大沢たかお(55)が、30日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜後10・00)にゲスト出演し、人生初演技の苦い思い出を語った。
モデルとしてはパリコレに出演するなど、世界を舞台に活躍。26歳で俳優に転身し、「世界の中心で、愛をさけぶ」「風に立つライオン」など数々のヒット作に出演した。公開中の映画「キングダム 運命の炎」で演じる王騎は、作品でも屈指のはまり役と高い評判を得ている。
とはいえ、人生の中で演技に興味を持ったのは遅かったという。人前に出ることも「考えたこともなかった」といい、「特に演劇とか、興味もなかったし。やった仕事といえば、『白雪姫』でしたっけ?僕の人生の大役が、鏡の役だったんです」と笑わせた。それも幼稚園時代だったといい、「それ以来、まったくやっていない」と打ち明けた。
とはいえ、「白雪姫」の鏡は、物語では重要な役割。「せりふも実はあったんですよ。“この世で一番美しい人はだあれ?”ってきて、“はいはい、それはあなたです”ってせりふが1個だけ」と明かした。
しかし「あまりに緊張しちゃって、“それはどなた?”って聞いた瞬間に、“○△×□△…”って、何言ってるか分からない」と告白。「めちゃめちゃ爆笑になっちゃって。それがトラウマになって、演劇界から身を引こうと…」と、ジョークをまじえながらほろ苦デビューを振り返った。