食道がん再発のため9日午後に73歳で死去した歌手の大橋純子さん(本名・佐藤純子)の告別式が16日、東京・増上寺光摂殿で行われた。喪主は夫で作曲家の佐藤健氏。生前に親交が深かった松崎しげる(73)らが弔辞を読んだ。
松崎は大橋さんを「純ぺー」と力強く呼びかけ、「俺が弔辞を読むなんて、何も用意してないよ。まだあんたが息してるような感じがする。9日に会いにいっても、お別れはしませんでした。北海道が生んだ小さな巨人。いっぱい歌いました。君は僕にとっての歌姫です。いなくなって寂しいです」と吐露した。
ツアー時の思い出話を時折言葉を詰まらせながら語りかけ、「たくさんの思い出ありがとね。僕が純ぺーの歌を歌い継いでいきますよ」と言い、大橋さんの代表曲「愛は時を越えて」を1フレーズ歌唱。最後は「純ぺーありがとう。お疲れさま。さよなら」と別れを告げた。
大橋さんは18年に食道がんで療養し、19年に復帰したが、今年3月末に再発が発覚していた