今年6月、単独航海太平洋横断に83歳(当時)で成功した海洋冒険家・堀江謙一氏の記録が、『最高齢での単独航海太平洋横断』としてギネス世界記録に公式認定され、8日、兵庫県・新西宮ヨットハーバーで認定証授与式が行われた。
この日は堀江氏の84歳の誕生日ということで、バースデーケーキが用意されたが、写真撮影の際に、ろうそくの火がケーキの上の飾りの紙製の星(旗)に燃えうつるハプニング。撮影は中止となり、関係者が慌てて火消しに入った。
思わぬハプニングに笑った堀江氏は「こんな素晴らしい誕生日祝い(ギネス)をいただいて、本当にうれしく思います。今後も大器晩成を目指して頑張りたい」「願望としては100歳まで(航海を)目指しております」と自身でのギネス更新に早くも意欲。「僕の(今回の)挑戦が、将来何かを目指そうとしている方の何かの参考になればうれしいと思います」と語った。
ギネスの正式記録タイトルは『Oldest person to sail across the Pacific solo』で83歳269日での樹立。今回新設されたタイトルとなり、堀江氏が記録1号となる。
堀江氏は今年3月27日に米サンフランシスコを出航し、69日間、航行距離約8500キロの航海を経て、6月4日に和歌山県の日ノ御埼と徳島県の伊島を結ぶ紀伊水道上の線に設定したゴールに到達した。

