堀ちえみ、涙「生きてて良かった」がん、舌切除手術を乗り越えて6年ぶりのコンサート開催へ

 歌手の堀ちえみ(55)が来年2月15日に東京・葛飾シンフォニーホールで40周年記念コンサート「40thプラス1 アニバーサリーライブ ちえみちゃん祭り 2023」を開催することが決まり、27日、東京都内で会見を開いた。ステージ4のがん、そして舌切除手術を乗り越えて6年ぶりのコンサート開催に、「魂を込めて歌う」と誓った。

 「デビュー40周年ということで、何とか念願のライブが開催できる運びとなりました」

 静かに話しだした堀だったが、「こういう姿を想像だにしていなかったので本当に、感無量…です」と声を詰まらせた。つづけて「生きてて良かったって思います。本当に危ないと思っていたので、まさか歌を歌えるなんて思いもしなかったし、社会復帰もできると思っていなかった」と振り絞るように話した。

 2019年2月にブログでステージ4の舌がんであることを発表。舌の6割を切除し、太ももから移植する再建手術を受けた。同4月には食道がんが発覚し、こちらも手術を受けた。手術から2年を過ぎ、リハビリは「楽しみに変えてやってきた。目標や夢があると、ひとって不思議なパワーが出る。人生捨てたモンじゃないなって思いました」。目標は「生きること。皆さまの前に立って、お話ができる事。歌うこと。この3つをクリアするために前を向いてきました」。もちろん辛いこともあったが「何事も経験」と初心に戻って再生を目指した。

 「デビュー時よりももっと過酷な状況で歌っているので、やりがいがあるし、幸せ。歌っていてよかったと思う。心で歌を歌うということも、この40年歌ってきて初めて習得できました」と胸を張る。「今までとは違う私を見ていただけたらと、魂を込めて歌っています」

 ライブでのセットリストはすでに決まり、「シングルは全部、歌います」と20曲以上をフルコーラスで歌唱する。「昭和の曲は歌詞が全部物語なので、そこは割愛せず、きちっと心を込めて歌うことをお約束します」と前を見据えた。

 最後に「がんはもはやステージ4でも元気になって社会復帰ができる。毎日楽しく暮らす事ができるまで、医療は進歩したと思います。いまご病気で入院されている方も、力を落とさないで、希望を持って諦めないという精神で頑張っていきましょう」と呼び掛けた。

 4月7日は大阪・フェニーチェSAAYで開催する。

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