■映画「ゴーストブック おばけずかん」とは
“どんな願い事も叶えてくれる一冊の本=おばけずかん”を手に入れた子どもたちを待ち受ける数々の試練、新たな出会い、そして別れ――。本作は、「大人が知らないベストセラー」として子どもたちに愛される児童書「おばけずかん」の世界を圧倒的なVFXで生み出し、手に汗握る冒険と子どもたちの成長を描く物語。
■子役の4人のみでフリートークという無茶振り
子役の4人のみでフリートークをするという無茶振りを受け、城は「映画館での舞台挨拶は何回かあったんですけど、これだけ大きい舞台挨拶は初めてで…」と緊張した面持ちでマイクを握り、山崎監督から撮影時の思い出を聞かれると「みんなで水切りをしたことですね。ホテルの前に海があって、そこで4人と山崎監督と5人で水切りをやったんですけど、あれがすごく楽しかったですし、思い出に残っていますね」と笑顔で語った。
また、MCから「あと2分いきましょう」と声をかけられると、城は「ホテルに銭湯があって、お風呂を上がったら山崎監督からコーヒー牛乳を奢っていただきました」と回顧し、山崎監督は「それは撮影しているときに『コービー牛乳が高いんです』って言われたので、接待しないといけないと思って、みなさんがお風呂から上がってくるのを待っていました。でも本当に高かったですね」と打ち明けた。続けて、神木から「梅雨が明けたけど夏は大丈夫?」と声をかけられた城は「夏は苦手ですね。体育のときとかも暑すぎて、毎回1人だけ保健室に運ばれているんです(笑)。立てなくなって車椅子で運ばれたり…」と告白すると、新垣は「心配…」とつぶやき、神木は「すごい覚悟とリスクを背負った体育だね」と目を丸くした。
■新垣は「本当の先生みたい」神木は「優しかった」
さらに、新垣と共演しての感想を求められた城は「本当の先生みたいな感じで、みんなのことをまとめてくれる先生みたいなところもありながら、明るくて優しい方で、僕のギャグにも新垣さんだけ笑ってくれて、本当に嬉しかったです」と声を弾ませると、新垣は「嬉しいですね。桧吏のギャグ、最高だったよ!」とにっこり。神木との共演については「優しかったですね。神木さんからも話しかけてくださって、学校のこととか、4人で撮影の合間に話して、(神木との共演は)少ない時間だったんですけど、話せて幸せでした」と声を弾ませ、子役出身の神木は「僕は冒険する側でしたが、まさか試練を与える側になるとは。時が経ったなと実感しました。でも重要な役割を担っている役なので、慎重に役作りをしながら撮影に挑んでいました」と語った。
◆取材・文=風間直人