偏見と古い価値観のアップデートに挑む「おっさん」を描いた土曜ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』で、主人公の「おっさん」沖田誠を支える妻・美香役の富田靖子さんに最近の「アップデート」を聞きました。
東海テレビ制作の土ドラ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』は原田泰造さんが演じる、古い価値観と偏見で凝り固まった堅物なおっさん・沖田誠が、愛する家族を理解するため、自らの価値観をアップデートしていくホームコメディドラマです。
そんな誠の言動に諦めを感じながらも、家族を優しく支える誠の妻・美香を演じる女優の富田靖子さんに9日、ドラマについて話を聞きました。
富田靖子さん:
「ドラマはすごくポップで楽しく仕上がって、皆さんにも楽しく見ていただけてすごく嬉しいのですが、みんな何かしら傷ついていて、何とかしようと思ってあがけばあがくほど拒絶されたり。これをどう楽しく、優しく皆さんに見ていただけるのかなって」
登場人物の心に寄り添い、セリフや声のニュアンスを大切にして演じているという富田さん。作品のキーワード「アップデート」にちなみ、最近アップデートしたことを聞いてみました。
富田靖子さん:
「母の言葉に『はい!』って言うように、まず『うん!そうだね!』と。うちの母は特売が大好きなんです。『ここのお店のこの値段のこれが欲しい』って言っているのに、母のリクエストと違うものを買っていった時の母の傷ついた顔を見た時に、母はこの特売にときめきを感じているのに、このときめきを私が潰したんだなと。なので母が大切にしていること、そこは大切にしたい」
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』は土曜夜11時40分からフジテレビ系列で放送しています。