世界中にネットワークを持つPwCで、戦略コンサルティングを担う「Strategy&」に所属する唐木明子氏が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。京都府警が8月31日、中古車買い取りの査定をしていた同業他社の男性の両肩を突き飛ばしたとして、暴行の疑いで、ビッグモーター社員の男(29)=大阪府大東市=を現行犯逮捕したことについて言及した。
府警によると「スマホをつかんだだけで暴力は振るっていない」と容疑を否認している。逮捕容疑は、31日午後0時半ごろ、京都府南丹市の訪問先で、別の中古車販売業の男性(24)の両肩を突き飛ばした疑い。2人はこの訪問先で鉢合わせて口論となり、男性がスマートフォンを取り出して撮影しようとした際、男が突き飛ばしたという。男性にけがはなかった。
番組では、ビッグモーターの和泉新社長が8月31日に「存続をかけた本気の戦いがはじまる」などとしたメールを従業員に対して送っていたと伝えた。メールで、和泉社長は従業員に対し、「現在、被害に遭われたお客さま救済に向けて、損害保険会社と協議を重ねている段階だ」と説明する一方、いわゆる歩合給であるマージンの補てんを継続するためには、「販売店1店舗あたり500万、サテライト店1店舗あたり250万」の実績の上積みが必要だと訴えた。
唐木氏は「2つあって、今って何かと疑われやすい環境にある会社さんなんですね。そういう時は関係者一丸となって足元を凄くきれいにした状態にしないと、こういうことがあったにせよ、なかったにせよ、出てきてしまうということは認識すべき」と指摘し、「もう1つは全社一丸で本気でやる中身ですよね。たぶんお客様に愛されたという時期があったはずなので、これだけ大きくなった会社さんですから。そこに立ち戻って、もう1度愛される存在になろうというところを本気でやっていただけるといいなと思います」と自身の見解を述べた。