歌手の和田アキ子(73)が10日、TBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)に生出演。ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長をめぐる性加害問題に言及した。
ジャニーズ事務所が7日に行った会見では、藤島ジュリー景子氏が社長を退任し、少年隊の東山紀之が5日付で新社長に就任したことを発表。東山は性加害問題を事実と認め「鬼畜の所業」「人類史上、最も愚かな事件」と断罪した。
会見を振り返り、和田は「見ましたけど質問のある方にすべてお答えするっていう。そこはすごく謙虚っていうか誠意が感じられました」と印象を口に。
今回の問題をめぐり、所属タレントらは番組などでコメントしているが「タレントさんは、別に何か言うことじゃないと思うんです。所属しているタレントさんが逐一どう思うかとか。それは会社を思う気持ちしかないし。会社に今、属しているタレントさんはまだまだ夢を持っていたり、才能のある子がいっぱいいると思うんです。その子たちのケアをしてあげることも十分必要で、逐一こういうふうにコメントされるのは酷なような気がしますね」と話した。
「私見ですけど、小学生、中学生だったっていう時に、何が起こっているのか自分でもわからなかったと思うんですよ。それを親にも言えなかったと思うんです。事件が大きくなって報道されて。今、親御さん、どれだけ胸が痛いんだろう。自分の息子がそういう被害に遭ったかもわからないのに“私達には言ってくれなかった”っていうつらさもあるから。家族を含めてジャニーズ事務所はケアをしてあげないと。個人の問題ではないような気がしますね」と述べた。