■「リビングの松永さん」とは
本作は人気コミックを原作に、さまざまな世代の男女が共に暮らすシェアハウスが舞台。恋に不器用なアラサーのグラフィックデザイナー・松永純(中島)とピュアで一生懸命で恋愛偏差値の低い高校生・園田美己(高橋)が、時に衝突し、時に助け合うことで互いを認め合い成長していくラブコメディー。
シェアハウスメンバーとして、特定の恋人は作らない主義のバーテンダー・鈴木健太郎を向井康二(Snow Man)、医大に通う大学生で恋愛に興味がない北条凌を藤原大祐、結婚してシェアハウス卒業をしたオタク系女子・服部あかねを大久保桜子、美己にとって憧れのお姉さん的存在のネイリスト・大貫朝子を黒川智花が演じる。
最終回は、両思いでありながらも距離を置いた松永と美己の恋の行方とともに、健太郎と朝子の大人の恋も注目された。
■健太郎の変化に視聴者も歓喜
水族館でのお試しキスをきっかけに、朝子とギクシャクしていた健太郎は、特製カクテルをごちそうするという名目で自分のバーへと誘った。
翌日、バーを訪れた朝子は、健太郎が長髪から短髪へと変貌を遂げていて驚く。「ちょっとイメチェン。悪くないでしょ?バーテンしててロン毛だとチャラついたように見られがちだけど、これ、キャラですから」と健太郎。
短髪の健太郎は、ロン毛バージョンのときのセクシーさに加え、優しく柔らかな雰囲気をまとっていた。SNSでも大きな反響を巻き起こし、「短髪健ちゃんの衝撃がすごい」「破壊力ハンパない」「ビジュ良すぎ」「かっこよすぎて心臓止まるかと思った」といった声が上がった。
■お試しから本当の甘いキスへ!
そんな健太郎は、「もう、ずっと好きな人は1人だけだし…」と、朝子への秘めた思いを話し、「もう元には戻れないわ」と告げた。
すると、朝子が本当は水族館でのキスでドキドキしていたと、瞳に涙をためながら告白。離婚して恋に臆病になり、素直になれなかったのだ。
「私は私でいいんだよね」という言葉を聞いた健太郎は、そっと朝子の手を取り、あらためて「俺…朝子さんが好きだよ」と言い、朝子も「私も健ちゃんが好き」と返した。そして2人は、お試しではない、本当のキスを…。
イメチェンするほどの覚悟を見せた健太郎と、素直になって恋の“呪い”が解けた朝子。大人の恋の熱く、甘い結末は感動的だった。キスした後の照れた2人の笑顔にキュンとさせられた。
これまでほぼ毎話トレンド入りしてきた「健ちゃん」は、この最終回でも上位にランクインし、有終の美を飾った。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
※高橋ひかるの「高」はハシゴダカが正式表記