吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネジャー(GM=73)による定例会見が22日、大阪市内で行われた。
3月21日に大阪・なんばグランド花月(NGK)で行われる「吉本新喜劇記念日2023」では、かつての人気コメディー番組「あっちこっち丁稚(でっち)」(ABCテレビで1975〜83年放送)がリメーク上演されるが、この日はカステラ屋の旦那とその妻を演じる未知やすえ(59)烏川耕一(50)が登場。寛平GMが「烏川なら的が大きくてたたきやすいでしょ」と説明。番組名物だった山田スミ子さんが前田五郎さんを強烈なビンタを食らわすシーンの再現を説明した。
すると「一度ビンタの練習を」と予定外の声があがり、「え? ここで?」と目を白黒させる烏川のほおに未知の右手がバチン! かつて山田スミ子さんが舞台で愛用した衣装を身にした未知は「本番までに、もっと手首を鍛えます」。対して烏川は「歯を食いしばって殴られます」と答えるのがやっとだった。
未知はデビュー後すぐに、かつての「あっちこっち丁稚」に丁稚役で出演したという。その当時の山田スミ子さんについて「すごい貫禄がありました」と振り返ると、寛平GMも「実は、俺も怖かったんや」と、本気で全力ビンタを披露した先輩女優を思い起こしていた。
また、新喜劇座員の20代メンバーによる新ユニット「秘蔵っ子」がこの日、お披露目。松浦景子をリーダーに、筒井亜由貴、入沢弘喜、新井崇史、生瀬行人、重谷ほたる、小林ゆう、よこっちピーマン、住吉大和、湯沢花梨、野崎塁、味方響。岩手県でピーマンを生産しているよこっちは「交通費5万円かけて来ました。ピーマン2000個売らないと元が取れません」と話した。ユニットとして「吉本新喜劇記念日2023」で、歌とダンスを披露する。