2000年に沖縄で生まれ、アメリカ、スイス、日本育ちの由薫は、昨年6月、ディーン・フジオカ主演映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の主題歌「lullaby」でメジャーデビュー。プロデュースはONE OK ROCKのToru(Gt)が手がけた。年末にかけて「No Stars」「gold」を2ヶ月連続でリリースし、「gold」がAmazon Prime VideoのCM楽曲として話題となるなか、吉高×北村が共演するドラマ『星降る夜に』の主題歌に抜てきされた。
『星降る夜に』は、のどかな海街が舞台。感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(北村)。命のはじまりと終わりをつかさどる対照的な2人が、星降る夜の出会いを機に、運命の恋を育んでいく。
ドラマに華を添える珠玉のバラードを聴いた吉高は「息を吸うとツンとするような冷たい冬の空気感のあるメロディーと、温もりを探すような、由薫さんの寂しげで人恋しい歌声がすごく印象的でした」とコメント。「このドラマのラブストーリーに彩りを与えてくれること、そしてどのようなシーンでこの曲が流れてくるのか、今から楽しみにしたいと思います」とドラマ初回を心待ちにした。今作もToruがプロデュースを担当している。
▼由薫コメント
星を見上げる『星降る夜に』の登場人物たちを思い浮かべながら、“名前”って満天の星のようだなと思いました。“名前”には人の数だけ願いや思いがこもっていて、そして呼ぶたびに、呼ばれるたびになじんでいって深まっていくものだと思います。たくさんの星の中で、あなたにとって特に強い輝きを持つものがあるなら、ぜひそれを大切に思い浮かべながら聴いてほしいです。
▼Toru(ONE OK ROCK)コメント
冬の乾いたクリアな匂いと、この季節に感じる孤独感や寂しさから生まれたサウンドとメロディに由薫の声のキーに1番合っていると思った音域を使うことで切なくスッと染み込んでいく心地よさを引き出せたのかなと。寒い夜に1人でぜひ聴いてもらいたい。