女優の吉田美月喜、常盤貴子が28日、都内でダブル主演した映画「あつい胸さわぎ」(まつむらしんご監督)の公開記念舞台あいさつを行った。
若年性乳がんと初恋を母と娘の視点から描いた作品。18歳で乳がんと診断される主人公・千夏を演じた吉田は、オーディションで抜てきされた。まつむら監督は「会った瞬間に千夏がいたと思った。どうしても吉田さんじゃなきゃダメだって」と運命的な出会いを感じたようだったが、その決め手のひとつについて「あまりに洗練されてないトレーナーを着ていて、納得ができた。人としての魅力があった」と説明。これに吉田は「私ができる精一杯のオシャレだったんですけど…」と困惑しつつ「でも、こうやって聞くとよかったなと思います」と語った。
母親役を演じた常盤との共演シーンについて、吉田は「ファーストカットの千夏とお母さんのシーンで、常盤さんが身近な関西のオカンでいてくれたので、私も千夏のイメージができた」と感謝。常盤は「関西のオカンて…!」と突っ込みつつ「初めての主演作のファーストカットは二度と帰ってこない一瞬。もっと話し合いをしておけばよかった。緊張していてそれどころじゃなかったので『何がベテランだ!』と反省をしてます」と思いをはせていた。