吉田沙保里さん 亡き父の故郷で「のど自慢」本選熱唱「父も喜んでくれているかな」

 レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里さん(40)が12日、NHK「NHKのど自慢」(日曜後0・15)に出場し、その舞台裏がこの日放送の日本テレビ系「行列のできる相談所」(日曜後9・00)で放送された。

 テレビ放送70年を記念した、日本テレビとNHKの「NHK×日テレコラボウィーク」が、この日からスタート。「行列―」は「のど自慢」とのコラボで、行列チームがのど自慢の予選にガチで挑戦するという企画が行われた。

 参加したのは、吉田さんと弁護士の北村晴男氏。王林も登場したが、番組にはプロの出場ができない規定があるため、本選出場者とは別の特別枠で歌唱した。

 この日の舞台は青森県八戸市。吉田さんには並々ならぬ思いがあった。「父の地元というか、ふるさとが青森なんですよ。今回、青森で。父の命日でもあるんですよ、たまたま」。14年に死去した父・栄勝は八戸市出身。死去したのは3月11日で、ちょうど予選の開催日だった。

 世界の大舞台で活躍してきた吉田さんも、勝手が違う歌のステージに緊張を隠せない様子だったが、見事に予選を突破。本選は体を左右に揺らしながら「Kiroro」の「未来へ」を歌った。鐘2つで合格はならなかったが、「父の地元の八戸で歌えて幸せです」と言い切り、温かい拍手を受けていた。

 歌い終えてステージを降りた吉田さんは「皆さんが応援してくれているというか、久しぶりに皆さんの前で自分を出し切ったので。現役(引退)以来、そういうことはなかったので、楽しかったです」と笑顔で振り返っていた。また「昨日が父の命日だったので、父も喜んでくれているかな」と、天国の父へ思いをはせていた。

 「真夏の果実」を歌った北村氏は予選敗退。一方、王林は「愛のうた」で見事、合格を勝ち取り、「生きているうちにこれ(鐘の音)が聞けるなんて思わなかった」と大はしゃぎだった。

 「NHK×日テレコラボウィーク」は、テレビ放送70周年を記念して両局が垣根を越えて番組同士でコラボする企画。この日は日テレ「笑点」にNHK「チコちゃんに叱られる!」のMCチコちゃんが出演した。また日テレの「ザ!鉄腕!DASH!!」とNHK「ダーウィンが来た!!」と、同時間帯放送の“ライバル”同士による禁断のコラボも実現した。

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