昨年末でアーティスト活動にピリオドを打ったシンガー・ソングライター吉田拓郎(70)が18日、ニッポン放送オールナイトニッポン55周年記念「吉田拓郎のオールナイトニッポン」に出演し、リタイア後の生活について「楽しい毎日」と話した。
妻で女優の森下愛子から呼ばれている「たっちん」のニックネームで番組を進行した拓郎は、ゲストの篠原ともえ、奈緒から「これから」を聞かれると、「たっちんはこれから佳代(森下の本名)と二人でものごとを決めていくので、うちに帰って佳代と相談します」とおのろけ。「時間が楽しい。前とは違う楽しみが人生にはあると皆さんにお伝えしておきたい。あるんです。だから生きてみなきゃ分からない。必ずあります楽しいことが。僕はいま楽しい」。
また、大好きなあいみょんに映画「グリーンブック」についてメールを送ったところ、18年の映画とあって「古いですよ」とリアクションされ、リタイアの背中を押されたという胸の内も語った。「僕がいちばん正直に生きるにはリタイアしかなかったのではないか。これでよかったんだと、あいみょんのひと言で思えた。あいみょんのひと言が大きな支えとなっております」と話した。
拓郎は昨年12月16日放送の「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」最終回をもって、52年にわたるアーティスト活動にピリオドを打っていた。今回は、それ以降初のメディア出演となる。