吉本新喜劇座員の森田まりこ、清水啓之の夫婦による公演「まりこ・ひろゆきの春のフーフー新喜劇」が１４日、大阪・なんばグランド花月（ＮＧＫ）で上演された。
ゴリラのリアルなものまねで人気の森田は、２００６年のオーディションで同時入団した年下の清水と２１年４月に結婚。夫婦で主演する公演は２度経験済みだが、ＮＧＫでは初の開催となった。
うどんの屋台の大将（清水）に熱烈な思いを寄せるアルバイト女性（森田）という設定で、森田が「結婚しよ！ メリットがある。仕事が増える。一緒にロケしたり」など“芸人夫婦あるある”で笑わせたが、清水は「（ロケＶＴＲで）自分は９割、カットされる」と夫婦格差を嘆いた。
また、森田は松浦真也とのコンビ「ヤンシー＆マリコンヌ」や、服部ひで子、岡田直子との「爆乳三姉妹」など、持ちネタを大放出。清水は汗だくになって回し役をこなした。
また、座員夫婦の大先輩の内場勝則＆未知やすえ（９２年結婚）も出演してバックアップ。清水は未知から「啓之、しっかりせえ！ うちも最初はそうやった」とアドリブでゲキを飛ばされた。
終演後、取材に応じた清水は「楽しかった。先輩方に助けていただいた」と共演者に感謝。森田も「いろいろ不安でしたが、皆さんから、お客さんからも愛情をめちゃくちゃ感じて感動しました」と笑顔を見せた。
実は３日前に大げんかしたばかり。森田は「イベントが終わったら…私は考えてる。覚悟しといてね」と漏らすなど夫婦間に亀裂が走ったようだが、公演の大成功で森田は「きょうは一緒にお風呂に入って、仲直りしましょ！」と笑顔。清水は「できれば（結婚記念日の）毎年４月、ＮＧＫでやれたら。それまでは『離婚せんとこう、頑張ろう』という決意にもなる。夫婦生活更新のつもりで」と、絆を深めた様子だった。
